出発が決まってやっておかなければならなかったことは数多くあります。
市役所に出向き、海外への転出届けを出しました。また、同時に、印鑑登録が無効になることを知らされました。帰国してからふたたび登録することになります。海外への転出ということで、2003年1月1日には国内におりませんから、住民税はただになります。恩恵を受けるのは、2003年6月以降ですが・・・・
いろいろ検討した結果、ヤマト運輸の海外別送品サービスを受けることにしました。一箱20kgまで\25,000です。後で述べるように、私の場合、Full
Furnishedの家が借りられましたので、荷物は最小限にすることにしました。しかし、最小限のはずなのに・・・8箱\200,000・・・(笑)。出発の5日前(8月23日)に荷物を出しました。なお、この荷物は通関に時間がかかり、到着したのは9月7日でした。
郵便局、水道局、ガス、電気、ケーブルTVなどは、基本的に電話で済みました(ガスは立会いあり)。携帯電話は、家族の分は2日前にストップし、私の分は、auグローバルパスポートを使用していることもあり、継続しました。ちょくちょく日本に帰ってくることもあり、また、1分300円とばか高い料金ですが、アメリカでも使えることから継続していったのです(ただし、その後値下げされ、1分210円になっています)。渡米直後はこの携帯電話にずいぶん救われることになります。
さて、我が家には、別のページにもあるように犬が2匹います。今回は彼らも渡米することになりました。まずは、飛行機の手配です。いくつかのキャリアと相談した結果、「何匹も運びましたが一度も事故はありませんでした。安心してお預けください」と言っていただいたのでJALにすることにしました。われわれは客室、犬たちはケージに入れて貨物室です。ただ、やはりいろいろなうわさを聞いているので、当日、念押しするのがよさそうです。ちなみに、うちの犬はポメラニアンですが、標準の3倍はあるでかポメです。お一人様の運賃は\35,800でした(笑)。彼らの狂犬病の注射の証明書は、かかりつけの獣医さんに作ってもらい、当日、成田空港内の検疫所に持っていってエンドースしてもらいます。これがあれば、アメリカにはすんなり入れます。
当日は、一般的には2時間前にチェックインすればいいことになっていますが、私たちは犬がいたために、検疫を受けなければならず、3時間前に入りました。ところが・・・・・まず、チェックインカウンターでスーツケースがひとつ引っかかりました。ジェット噴射式の殺虫剤がまずいといわれて、スーツケースを開けられ、没収するか持ち帰れということになったわけです。弟夫婦が送りに来てくれていたので持って帰ってもらうことにしました。そして、検疫所に向かうわけですが、これに時間がかかり、結局検疫が終わったのは出発20分前。別れの余韻にひたることもできず、あわてて飛行機に向かいます。犬連れの場合、3時間前でもきついかもしれません。
しかし、ばたばただったため、飛行機では熟睡できるという副産物がつきました(笑)。