第24話　茶々丸さまとのお別れ
2010年3月12日

　2010年3月12日、僕はこれ以上ないという悲しみの日を迎えました。茶々丸さまが亡くなったのです。お父さんが海外出張から帰るのを待っていたかのように、茶々丸さまの具合は悪くなり、わずか五日間で旅立っていってしまいました。僕のそばにはいつだって茶々丸さまがいてくれたのに。飛行機に乗った時も、茶々丸さまがいてくれたから心強かったのに。今はひとりでお留守番をしなければならないのです。とてもつらい出来事でしたが、僕たちがいきものである以上、必ず迎える日です。その日まで、暖かく幸せな時間を過ごしていくことが、今の僕に残された使命だと思っています。さようなら、茶々丸さま。でも、いつでも僕たちを見守っていてくださいね！

　2010年の年明けの頃から茶々丸さまは、今思えば体調もあまりすぐれないようでした。最後は、心臓と腎臓の働きが悪くなったということでしたが、この頃からものすごい勢いで水を飲んだり、その直後にもどしたりしていました。多飲多尿は、腎臓が悪くなっているサインだということです。ワンコの飼い主のみなさん、よく気をつけてあげてくださいね。ただ、それ以外では、亡くなる直前までしっかり自分で歩いていましたし、苦しい中、毅然とした態度をとり続けていました。さすがは僕のお兄さん、犬の中の犬でした。
　御覧のとおり、僕はいつでも茶々丸さまにくっついていました。この冬は、茶々丸さまは別のベッドで寝ていたのですが(写真右は僕のベッドです)、ときどき茶々丸さまが僕のベッドに入り込んできて、僕も隣で同じように休んでいる様子です。こんなふうに体を寄せ合うことはもうできないんだと思うと、とても悲しくなります。